映画『PERFECT DAYS』で多くの人の心を掴んだのが、
役所広司演じる主人公・平山が黙々と清掃する朝に登場する「透明なトイレ」です。
実はこれ、渋谷区内の公共トイレを新しいデザインで生まれ変わらせた
「THE TOKYO TOILET」プロジェクト
の作品の一つでもあります。
代々木深町小公園やはるのおがわコミュニティパークにあるこのガラス張りのトイレは、鍵をかけると不透明に変わるユニークな仕掛けが目を引きます。
が、実際に足を運んだファンが深く感動するのはその「光の美しさ」です。
色鮮やかなガラスに朝日が透ける景色が息を呑むほど美しい――
平山さんのように誰もいない静かな朝の公園に立てば、映画の中で穏やかに流れていた日常の美しさを直接肌で感じることができます。
この記事では、渋谷・恵比寿エリアに点在する「THE TOKYO TOILET」の主要なロケ地7カ所をご紹介。
シェアサイクルを活用して2〜3時間で効率よく巡るおすすめルートとアクセス情報をまとめました。
- 鍋島松濤公園など、街に点在する個性豊かなロケ地を自転車で次々と巡り、平山さんが過ごした日常の風景をたどるワクワク感を味わいたい人
- 代々木八幡宮で平山のように木漏れ日を見上げてシャッターを切り、静かで穏やかなお昼休憩を追体験したい人
- 代々木深町小公園をはじめとする「THE TOKYO TOILET」の建築美を、劇中と同じベストな時間帯で綺麗な写真に収めたい人
映画『PERFECT DAYS』とは?「トイレ巡り」がおすすめな理由

映画『PERFECT DAYS』は、東京・渋谷で公共トイレの清掃員として働く男・平山の、規則正しくも豊かな日常を描いたヒューマンドラマです。
ヴィム・ヴェンダース監督がメガホンを取り、主演の役所広司氏がカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したことで世界的な評価を集めました。
「平山さんと同じ景色を見てみたい」「あの静かな時間を体験したい」――
多くのファンがロケ地に惹きつけられる理由は、本作において「清掃するトイレそのもの」が主人公の生き方を象徴する重要なステージとして描かれているからです。
最先端の建築デザインと、平山の誠実な仕事ぶりが交差するこれらの場所は、ファンがその静謐な世界観を追体験したくなる特別な魅力を放っています。
映画『PERFECT DAYS』のロケ地まとめ
さて、ここからは実際に映画『PERFECT DAYS』の撮影が行われたロケ地を具体的にご紹介していきます。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・市区町村 |
| 冒頭に登場する象徴的な透明トイレ | 代々木深町小公園 | 東京都渋谷区 |
| ガラスを拭き上げるもう一つの透明トイレ | はるのおがわコミュニティパーク | 東京都渋谷区 |
| 木漏れ日を撮る昼休みの神社 | 代々木八幡宮 | 東京都渋谷区 |
| タカシとアヤがいたタコ公園 | 恵比寿東公園 | 東京都渋谷区 |
| 迷子の男の子を助けた木のトイレ | 鍋島松濤公園 | 東京都渋谷区 |
| “誰か”と「〇✕ゲーム」をしたトイレ | 恵比寿公園 | 東京都渋谷区 |
| 雨の日の清掃で登場した円形屋根 | 神宮通公園 | 東京都渋谷区 |
映画『PERFECT DAYS』の世界観が、実在するこれらの場所でどう表現されたのかすごく気になりますよね。
現地の実際の写真や詳しいアクセス方法、撮影時のエピソードなどを深掘りして解説していきます!
パソ先生最先端の建築デザインと平山の丁寧な手仕事が交わることで、ただの公共トイレが特別な空間として描かれていますね。



都会の真ん中にあるのに、静かで穏やかな日常の空気が流れているのがわかるね!
映画『PERFECT DAYS』のロケ地
平山の静かで豊かな日常の軌跡は、主に東京都渋谷区に点在する公共トイレ(THE TOKYO TOILET)とその周辺が舞台となっています。
彼の誠実な仕事ぶりと、言葉を交わさずとも世界と優しく繋がる人生観が、それぞれの場所に美しく息づいています。
①:代々木深町小公園|冒頭に登場する象徴的な透明トイレ
代々木深町小公園の公共トイレは、建築界のノーベル賞とも呼ばれるプリツカー賞を受賞した建築家・坂茂(ばん しげる)氏が設計した施設です。
鍵をかけるとガラスが不透明になるという画期的な仕組みで、THE TOKYO TOILETプロジェクトの中でも特に高い知名度を誇ります。
ここは、映画の冒頭で平山が手作りの道具を使ってガラスを丁寧に拭き上げるシーンで使用されました。
女性客が訪れ、平山が静かに外で待つ姿など、彼の誠実な仕事ぶりと日常の始まりを観客に印象付ける重要な場面です。
この場所に行くには、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」を利用するのが最もスムーズです。
3番出口から徒歩約1分と非常にアクセスが良く、シェアサイクルのポートも駅周辺に点在しています。



ヴィム・ヴェンダース監督は、この『中が綺麗か確認できて、入ると見えなくなるトイレ』という日本独自のアイデアに感銘を受け、映画の構想を膨らませたそうです。まさに本作の原点ですね。



ここが原点なんだ!
あの透明なガラスがサッと曇る瞬間、実際に目の前で見てみたいな。
| 名称 | 代々木深町小公園 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区富ケ谷1丁目54−1 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要(公共の公園施設のため) |
| アクセス・駐車場 | 東京メトロ千代田線「代々木公園駅」から徒歩約1分。専用駐車場なし。近隣にコインパーキングあり。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし(ただし、劇中と同じデザインの清掃員のユニフォームを着た実際のスタッフに出会える可能性あり) |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/yoyogifukamachi/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/Sn2wcSFavUDHmnbR7 |
②:はるのおがわコミュニティパーク|ガラスを拭き上げるもう一つの透明トイレ
はるのおがわコミュニティパークのトイレも、代々木深町小公園と同じく坂氏が設計した「透明トイレ」です。
深町小公園が暖色系のガラスであるのに対し、こちらは周囲の木々に溶け込むようなグリーンとブルーの爽やかなガラスが採用されています。
劇中では、もう一つの仕事場として、平山が黙々と徹底的に便器を磨き上げるシーンで登場します。
同じ作りの「透明トイレ」であっても決して手を抜かず、一つひとつの施設と丁寧に向き合う主人公のプロフェッショナルな仕事ぶりが強く印象に残る場所です。
この場所へは、①「代々木深町小公園」から徒歩約2〜3分で到着します。
代々木公園駅周辺の緑豊かなエリアに隣接しているため、自転車での移動も非常に心地よい道のりです。



役所広司さんは実際に『THE TOKYO TOILET』の清掃スタッフから実技指導を受けたそうです。
プロの所作を身につけ、撮影中もピカピカになるまで清掃して現場を驚かせたんだとか!



だからあんなに手際が良かったんだ!
便器の裏を鏡でチェックするシーンなんて、本物のプロの凄みが伝わってきたよね!
| 名称 | はるのおがわコミュニティパーク 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区代々木5丁目68−1 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 東京メトロ千代田線「代々木公園駅」から徒歩約3分。 専用駐車場なし。 ①代々木深町小公園から至近。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/en/haruno_ogawa/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/1upqW4M2GqwHQWTC6 |
③:代々木八幡宮|キノコ型トイレ、そして木漏れ日を撮る昼休みの神社
代々木八幡宮は、鎌倉時代から続く渋谷区内でも屈指の歴史を持つ神社です。
その入り口の森に溶け込むように建っているのが、建築家・伊東豊雄(いとう とよお)氏が設計した「3本のキノコ」をモチーフにした公共トイレです。
劇中で平山は、午前中の仕事の締めくくりとしてこのキノコ型トイレを清掃します。
その後は境内の定位置のベンチに腰を下ろし、ミックスサンドイッチと紙パックの牛乳をゆっくりと味わいます。
スマートフォンを持たない彼は、頭上の木々から差し込む光(木漏れ日)を愛用のフィルムカメラで撮影し、静かな時間を過ごします。
この場所へは、小田急線「代々木八幡駅」から徒歩約5分です。
急な階段を上る必要があるため、自転車の場合は境内入り口の駐輪スペースに停めてから徒歩で参拝するのが一般的です。



『木漏れ日』って、実は外国語にピタリと当てはまる言葉がないんです。
監督は、この日本ならではの美しい情景に惹かれて映画のテーマにしたそうですよ。



近くのコンビニでサンドイッチと牛乳を買えば、誰でも平山さんと同じランチタイムを体験できるね!
スマホの電源を切って木漏れ日を感じてみたいな。
| 名称 | 代々木八幡宮 |
| 所在地 | 東京都渋谷区代々木5丁目1−1 |
| 営業時間 | 参拝自由(社務所は9:00〜17:00 / 時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 小田急線「代々木八幡駅」から徒歩約5分。 参拝者用の無料駐車場が数台分あり(※道幅が狭いため注意)。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | http://www.yoyogihachimangu.or.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/5yQC4AyPdfoH1RMw6 |
④:恵比寿東公園|平山とタカシ、アヤが揃うタコ公園
恵比寿東公園は、敷地内に大きなタコの遊具があることから、地元の人々に「タコ公園」の愛称で親しまれています。
トイレは建築家・槇文彦(まき ふみひこ)氏によって、公園の遊具に寄り添うような「イカの姿(白い屋根)」をイメージして設計されました。
劇中では、平山と後輩同僚のタカシ(柄本時生)がこのトイレを清掃するシーンで登場します。
黙々と作業をこなす平山の横で、仕事そっちのけでアヤ(アオイヤマダ)と待ち合わせをするタカシの対比がコミカルに描かれています。
その後、なりゆきで平山の青い軽バンにタカシとアヤが同乗することに。
車内で流れたパティ・スミスの名曲『Redondo Beach』を気に入ったアヤがカセットテープを持ち帰り、後日一人で返しにくる「あの切ないシーン」へと繋がっていく……
という、映画屈指のエモーショナルな展開のきっかけとなった重要な場所です。
この場所に行くには、JR・東京メトロ「恵比寿駅」東口から徒歩約3分です。
恵比寿エリアのスタート・ゴール地点として非常に立ち寄りやすい立地にあります。



劇中でアヤも同乗した平山の青い軽バン(ダイハツ・ハイゼット)は、清掃道具が荷台に完璧に収まるよう、緻密に計算してカスタマイズされたこだわりの空間なんですよ。



こだわりの車内に『Redondo Beach』が流れて、アヤちゃんが気持ちよさそうに体を揺らす……
あの心地よい空気感が、後日のエモーショナルな展開に繋がっていくと思うと、すごく素敵なシーンだったよね。
| 名称 | 恵比寿東公園 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1丁目2−16 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | JR山手線「恵比寿駅」東口から徒歩約3分。 専用駐車場なし。近隣にコインパーキング多数。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/ebisu_east_park/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/HHsmxJnutuHuVTtb9 |
⑤:鍋島松濤公園|迷子の男の子を助けた木のトイレ
鍋島松濤公園は、渋谷の高級住宅街・松濤(しょうとう)の入り口にある、湧水池を中心に作られた静かな公園です。
ここのトイレは、新国立競技場などを手掛けた隈研吾(くま けんご)氏が設計し、吉野杉のルーバー(羽板)で覆われた「森のコミチ」と名付けられています。
劇中では、平山が清掃中に迷子の男の子を見つけ、
手を繋いで園内を歩き母親を探す心温まるシーンが撮影されました。
母親を見つけるも、ウェットティッシュで男の子の手を拭かれてしまう、
少し切なくも現実的な描写が心に残る場所です。
この場所へは、各線「渋谷駅」から徒歩約12分、京王井の頭線「神泉駅」からは徒歩約3分です。
渋谷の繁華街から自転車で向かうと、急に静寂に包まれる空気の変化を楽しめます。



このトイレを手掛けた隈研吾氏は、公園の緑に溶け込むよう『耳付きの杉板(木の皮の部分を残した無垢材)』をランダムに配置しました。
この温かみのある建築と、除菌シートの現実的な冷たさの対比が、非常に印象的なシーンですね。



少し切ないシーンだったけど、最後に男の子が平山さんに手を振ってくれたのが救いだったな。
木のぬくもりが公園の自然と一体化していて、これがトイレだなんて信じられないくらい綺麗!
| 名称 | 鍋島松濤公園 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区松濤1丁目21−9 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 京王井の頭線「神泉駅」から徒歩約3分、または各線「渋谷駅」から徒歩約12分。 専用駐車場なし。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/en/nabesima_park/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/L9R7H6yQ8Z4T4K5V9 |
⑥:恵比寿公園|見知らぬ”誰か”と「〇✕ゲーム」をしたトイレ
恵比寿公園のトイレは、インテリアデザイナーの片山正通(かたやま まさみち)氏によって設計されました。
15枚のコンクリートの壁が迷路のように組み合わさっており、
縄文時代の土谷(竪穴式住居)のような、原始的でユニークなデザインが特徴です。
劇中でこの場所は、平山の人生観を象徴するとても温かいシーンの舞台となります。
清掃中、平山は便器の隙間に隠された「〇✕ゲーム」が書かれた小さな紙切れを見つけます。
おもむろに自分も印を書き込み、そっと元の隙間へ。
翌日には見知らぬ相手からの返事が書かれており、言葉を交わさない静かな交流が数日間続きました。
マス目がすべて埋まり、引き分けでゲームが終わった日。
平山が見せた静かな微笑みは、
「多くを語らなくても、ささやかな形で世界と繋がることができる」
という彼の優しい生き方を美しく表現していました。
この場所へは、JR・東京メトロ「恵比寿駅」西口から徒歩約5分です。
公園の木々とコンクリートの壁が調和した、静かで落ち着く空間です。



相手が誰なのかも探らず、ただゲームだけを静かに交わして終わる。
相手の領域に踏み込みすぎない『心地よい距離感』での繋がり方が、いかにも平山さんらしい美しいエピソードでした。



言葉を交わさなくても、あんな風に世界と優しく繋がれるんだね!
日常の中に隠された小さな喜びを見つけて微笑む平山さんの生き方、すごく憧れるなぁ。
| 名称 | 恵比寿公園 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1丁目19−14 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | JR・東京メトロ「恵比寿駅」西口から徒歩約5分。 専用駐車場なし。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/ebisu_park/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/TJoAT2qh6EMNJnqr5 |
⑦:神宮通公園|雨の日の清掃で登場した円形屋根
神宮通公園のトイレは、世界的建築家である安藤忠雄(あんどう ただお)氏によって設計されました。
「あまやどり」と名付けられたこの施設は、大きくせり出した円形の屋根と、光や風を通すルーバー(縦格子)の壁が特徴的な、洗練されたデザインです。
劇中では、雨の日の清掃シーンとして登場します。
激しい雨が降る中、平山が半透明のレインコートを着て黙々と水回りを磨き上げる姿が描かれました。
大きく張り出した円形の屋根が文字通り「あまやどり」の役割を果たし、雨音の響きと平山の揺るぎないルーティンが美しく重なる印象的な場面です。
この場所へは、JR・東京メトロ「渋谷駅」から徒歩約5分ほどです。
渋谷駅から原宿方面へ向かう明治通り沿いにあり、賑やかな都会の風景と静かな建築が美しく調和しています。



安藤忠雄氏が掲げた『あまやどり』という建築コンセプトを、雨の日の清掃シーンとして映像に落とし込んだヴィム・ヴェンダース監督の采配が見事ですね。



大雨の日でも変わらず丁寧に掃除を続ける平山さんの姿に、本当のプロフェッショナルを感じたよ!
大きな丸い屋根のおかげで、雨の日でも落ち着いて使えそうだね。
| 名称 | 神宮通公園 公共トイレ |
| 所在地 | 東京都渋谷区神宮前6丁目22−8 |
| 営業時間 | 24時間利用可能(時期・状況により変動する場合あり) |
| 料金 | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 各線「渋谷駅」および東京メトロ「明治神宮前駅」から徒歩約5分。 専用駐車場なし。 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://tokyotoilet.jp/en/jingu-dori_park/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/D2R7H8yQ9Z5T5L6W8 |
実際に行ける?映画『PERFECT DAYS』のロケ地は見学可能?
結論からお伝えすると、今回ご紹介した7カ所のロケ地はすべて見学・利用が可能です!
すべて渋谷区内に実在する公共の公園や神社、そして実際の公衆トイレ(THE TOKYO TOILETプロジェクトの施設)であるため、入場料や特別な許可は必要なく、誰でも自由に訪れることができます。
映画『PERFECT DAYS』のロケ地巡り(聖地巡礼)の楽しみ方
今回のロケ地巡りでは、徒歩とシェアサイクルの使い分けで満足度がグッと上がります。
ロケ地が代々木から恵比寿の広範囲に点在しているためです。
エリアに合わせて賢く移動手段を切り替え、劇中の平山さんのように木漏れ日や街の風を感じながら心地よく巡る方法をご紹介します。
【おすすめ聖地巡礼ルート】シェアサイクルで巡る平山の日常(半日コース)
💡 まずは徒歩でのんびりとお散歩から!
🚩【スタート】
東京メトロ「代々木公園駅」(または 小田急線「代々木八幡駅」)
⬇️🚶 約1分
・代々木深町小公園(透明トイレ:暖色)
映画の冒頭を飾った象徴的な場所からスタートします。
⬇️🚶 約2〜3分
・はるのおがわコミュニティパーク(透明トイレ:寒色)
もう一つの透明トイレを見学します。
⬇️🚶 約5分
・代々木八幡宮(キノコ型トイレ)
緑豊かな境内は徒歩での散策がぴったり。
劇中の平山さんのように、ここで木漏れ日を浴びながらお昼休憩にするのがおすすめです。
💡 ここで自転車にチェンジ!
代々木八幡宮での参拝とお昼休憩を終えたら、駅周辺のポートでシェアサイクルをレンタル!
ここからは平山の青いバンならぬ「自転車」で、風を感じながら快適に移動します。
⬇️🚴 約10分
・鍋島松濤公園(木のトイレ)
代々木八幡から「奥渋(おくしぶ)」と呼ばれるおしゃれなカフェや雑貨店が並ぶ通りを抜けて、閑静な松濤エリアへ。
自転車ならではの心地よい風と街並みを楽しめます。
⬇️🚴 約10分
・神宮通公園(円形屋根のトイレ)
松濤から渋谷の賑やかな中心街を抜け、明治通り沿いへ。
「あまやどり」の建築を見学します。
⬇️🚴 約10分
・恵比寿公園(〇✕ゲームの迷路トイレ)
明治通りをさらに南下し、恵比寿エリアへ。
コンクリートのスタイリッシュな空間を見学します。
⬇️🚴 約5分
・ 恵比寿東公園(タカシとアヤがいたタコ公園)
恵比寿駅の西側から東側へ移動し、最後に平山・タカシ・アヤの3人が初めて揃ったタコ公園へ。
🏁 【ゴール】
JR・東京メトロ「恵比寿駅」周辺のポートで自転車を返却してゴール!
巡礼後の休憩や食事にも最適です。
今回ご紹介したスポットは、以下のGoogleマップにまとめています!
徒歩区間:青色と自転車区間:緑色で色分けしているので、現地での移動にぜひご活用ください。
📱 マップを活用するおすすめの小技
- 拡大・縮小: マップを指で拡大して、詳しいルートを確認できます。
- アプリで開く: マップ右上の [ 枠マーク(拡大表示)] をタップすると、スマホのGoogleマップアプリでそのまま開けます。ご自身の「現在地」を見ながらナビとして使えてとっても便利です!
写真撮影に適した時間帯
公共トイレという施設の性質上、写真撮影の基本は「利用者が少なく、プライバシーに配慮できる時間帯」となります。
ここでは、先ほどご紹介した「代々木出発〜恵比寿ゴール(半日コース)」のルートに沿って、建築が最も綺麗に撮れるおすすめのタイムスケジュールと、映画のシーンを追体験できるタイミングをご紹介します。
9:00〜10:00頃|代々木深町小公園・はるのおがわコミュニティパーク
- 📸 撮影のポイント:
1日のスタートとして午前中の早めに訪れるのが最適です。
利用者が少ないため建物の全景が撮りやすく、朝日が色付きガラスに透けて、地面にカラフルな影が落ちる幻想的な瞬間を狙えます。 - 🎬 映画のタイミング:【早朝】
劇中でも平山の1日はここ周辺の清掃から始まります。
ロケ地巡りのスタート地点として、朝の澄んだ空気感を感じたい方にぴったりです。
11:30〜12:30頃|代々木八幡宮
- 📸 撮影のポイント:
太陽が高い位置にあるお昼前後は、神社の豊かな木々から降り注ぐ「木漏れ日」を美しくカメラに収めることができます。 - 🎬 映画のタイミング:【お昼休憩】
劇中の平山さんと全く同じタイミングです!
ベンチでサンドイッチを食べ、フィルムカメラで木漏れ日を撮影するお馴染みの時間を過ごせます。
13:30頃|鍋島松濤公園
- 📸 撮影のポイント:
木々で囲まれた公園のため、日がしっかりと入る午後いちばんの時間帯がおすすめです。
隈研吾氏がこだわった吉野杉の温かみや、木漏れ日の陰影が綺麗に写ります。 - 🎬 映画のタイミング:【日中】
迷子になった子どもを見つけ、母親に送り届けるシーンが描かれた、明るい日中の時間帯です。
平山のように、木の温もりと木漏れ日に包まれる穏やかな時間を体感できます。
14:00〜14:30頃|神宮通公園・恵比寿公園
- 📸 撮影のポイント:
明治通り沿いを南下するこの時間帯は、ビル群の間に位置する建築のスタイリッシュな質感が際立ちます。
誰もいない風景を撮りたい場合は、学校帰りの子供たちが増える前の14時台が狙い目です。
※神宮通公園のトイレは、夜になると行燈(あんどん)のように美しく光る設計になっています。
夜の姿も写真に収めたい方は、夕食後に再訪するのもおすすめです! - 🎬 映画のタイミング:【日中】
恵比寿公園は「〇✕ゲーム」の紙を見つける明るい日中のシーンとして、神宮通公園は雨の日に姪のニコが平山の働く姿を見つめるシーンとして登場します。
晴れの日と雨の日、それぞれ異なる昼間の情景が描かれています。
見知らぬ誰かとのささやかな交流や、雨音とともに静かに流れる日常の愛おしさを追体験できます。
15:00頃|恵比寿東公園(タコ公園)
- 📸 撮影のポイント:
日が少し傾き始めたこの時間は、午後の柔らかな光の中で白いイカ型の屋根を綺麗に撮影できます。 - 🎬 映画のタイミング:【午後】
清掃中の平山とタカシのもとにアヤが合流し、3人が初めて揃うシーンとして登場します。
午後の明るい時間帯です。
その後に青いバンへ同乗する心地よい展開を想像しながら、映画の余韻に浸ることができます。
巡礼時の注意点
聖地巡礼を気持ちよく楽しむために、以下のマナーとポイントを守りましょう。
- 一般利用者と清掃スタッフへの配慮
ロケ地はすべて、地域の方々が日常的に利用する公衆トイレや公園です。
映画の平山さんのように、実際に清掃作業を行っているスタッフの方がいらっしゃる場合があります。
作業の妨げにならないよう配慮し、スタッフの方や一般の利用者が写り込む無断撮影は絶対にやめましょう。
(※プライバシー保護のため、トイレ内での撮影にも十分ご注意ください) - 自転車の走行・駐輪マナーを守る
渋谷・恵比寿エリアは人通りや車の交通量が非常に多いです。
自転車で移動する際は「歩行者優先」を徹底し、安全運転で巡りましょう。
また、トイレの目の前や歩道など、通行の妨げになる場所への駐輪は避け、見学中は公園の端や近くのシェアサイクルポートに停めるなど周囲への配慮をお願いします。 - 平山さんのように施設を綺麗に
ゴミの持ち帰りはもちろんのこと、施設を利用させていただく際は、毎日心を込めて清掃してくださるスタッフの方々へのリスペクトを忘れずに。
次の方が気持ちよく使えるように心がけましょう。
よくある質問(FAQ)|映画『PERFECT DAYS』のロケ地について
全体の所要時間や便利なシェアサイクルの料金比較をはじめ、
「実際のトイレは利用できる?」「平山さんのアパートや銭湯はどこ?」といった疑問、
さらには今回のルート外にある残り10カ所のトイレ情報まで、
出発前に知っておきたいお役立ち情報を整理します。
- 質問① 『PERFECT DAYS』のトイレロケ地巡りは、自転車でどのくらい時間がかかりますか?
- 質問② 自分の自転車がなくてもルートを巡ることはできますか?(シェアサイクルの種類や料金は?)
- 質問③ 記事で紹介された7つの他に、どのようなトイレが登場しますか?
- 質問④ ロケ地となった「THE TOKYO TOILET」は、実際に中に入って利用できますか?
- 質問⑤ 映画で平山さんが住んでいるアパートや、銭湯もこのルートに入っていますか?
①『PERFECT DAYS』のトイレロケ地巡りは、自転車でどのくらい時間がかかりますか?
今回ご紹介した代々木エリアから恵比寿エリアまでの全7カ所を巡るルートの場合、自転車での移動時間自体は約30〜40分程度です。
各スポットでの写真撮影や見学、休憩の時間を合わせると、トータルで「2〜3時間」を見込んでおくと、平山さんのようにゆったりとしたペースで楽しむことができます。
②自分の自転車がなくてもルートを巡ることはできますか?(シェアサイクルの種類や料金は?)
はい、可能です。
渋谷・恵比寿エリアはシェアサイクルのポート(貸出・返却場所)が非常に充実しているため、電車で訪れても手ぶらでサイクリングを楽しめます。
主なサービスと、今回のルート(2〜3時間)を利用した際の目安料金は以下の通りです。
【渋谷・恵比寿エリアの主なシェアサイクル比較】
| サービス名 | 2〜3時間利用時の目安料金 | 特徴・おすすめポイント |
| ドコモ・バイクシェア (赤い自転車) | 約660円〜990円 (30分165円〜) | 渋谷区のコミュニティサイクルとして定番です。電動アシスト付きで坂道も快適。延長料金が一定のため、2〜3時間の連続利用に向いています。 |
| HELLO CYCLING (黄色い自転車) | 約700円〜1,100円 (30分130円〜) | こちらも電動アシスト付きで、ポート数が多く便利です。初乗りがお得ですが、延長料金が15分刻みのため長時間の貸切だと少し割高になります。 |
| LUUP (電動キックボード/自転車) | (借りっぱなしには不向き) | ポート数が圧倒的に多く、数分間のちょっとした移動には最強です。ただし「1分ごとの課金」が基本となるため、2〜3時間借りっぱなしにすると数千円と割高になってしまいます。スポットごとにこまめに返却する乗り方がおすすめです。 |
※上記の料金は2026年8月時点での一般的な目安です。
ご利用の時期やエリアによって変動する可能性があります。
事前に公式アプリで最新の料金をご確認ください。
③記事で紹介された7つの他に、どのようなトイレが登場しますか?
映画『PERFECT DAYS』には、渋谷区が展開する「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの全17カ所のトイレが登場します!
今回のサイクリングルートでご紹介した7カ所以外にも、個性豊かなトイレがあと10カ所あります。
別の日程でコンプリートを目指す方は、以下のエリア別リストを参考にしてみてください。
【THE TOKYO TOILET ロケ地リスト(ルート外の10カ所)】
- 笹塚・幡ヶ谷エリア(下町情緒が残るエリア)
笹塚緑道公衆トイレ(サビ加工された円柱型のデザイン)
七号通り公園公衆トイレ(白いドーム型・音声認識機能付き)
幡ヶ谷公衆トイレ(コンクリートが浮いているようなデザイン)
西原一丁目公園公衆トイレ(青緑色に光るすりガラスの壁)
- 原宿・千駄ヶ谷エリア(アパレルショップや自然が多いエリア)
神宮前公衆トイレ(古い民家のような木造デザイン)
裏参道公衆トイレ(コンクリートのブロックが重なったような形)
千駄ヶ谷駅前公衆トイレ(コンクリートの壁が宙に浮くデザイン)
西参道公衆トイレ(白い壁に木の板が並ぶスタイリッシュな外観)
- 恵比寿・広尾エリア(ルートの延長で立ち寄りやすいエリア)
恵比寿駅西口公衆トイレ(駅前の白いルーバーに囲まれた箱型)
広尾東公園公衆トイレ(夜は光る巨大なライトボックス)
④ロケ地となった「THE TOKYO TOILET」は、実際に中に入って利用できますか?
はい、すべて一般公開されている公衆トイレですので、どなたでも無料で利用・見学が可能です。
中に入らないと見られない美しい内装や、機能的な設計も魅力の一つです。
ただし、他の利用者や清掃スタッフの方の迷惑にならないよう、マナーを守ってご利用ください。
⑤映画で平山さんが住んでいるアパートや、銭湯もこのルートに入っていますか?
今回ご紹介しているのは「渋谷・恵比寿エリアの公衆トイレ(THE TOKYO TOILET)」に特化したサイクリングルートです。
平山さんのアパート(墨田区押上)や、通っていた銭湯・居酒屋(浅草周辺)などのロケ地は距離が離れているため、別の日程や電車を利用しての巡礼をおすすめします。
映画『PERFECT DAYS』のロケ地に対するSNSの声
映画『PERFECT DAYS』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。
映画『PERFECT DAYS』のロケ地について調査しましたが、多くの方が聖地巡礼に行っていることがわかりました。



映画『PERFECT DAYS』に登場した渋谷・恵比寿の『THE TOKYO TOILET』は、自転車で風を感じながら巡ることで、平山さんが愛した何気ない日常の美しさを丸ごと体感できる最高のロケ地でしたね。



うん!どのトイレもワクワクするデザインばかりで、今すぐ街へ飛び出したくなっちゃった!
ぜひ今度の休日はシェアサイクルを活用して、
あなただけの『PERFECT DAYS』を見つける素敵な小旅行へ出かけてみるのはいかがでしょうか。









