
日本を代表する名作『男はつらいよ』は、渥美清さん演じる「寅さん」こと車寅次郎が全国を旅する人情ドラマです。
山田洋次監督が描くこのシリーズは、故郷の柴又を離れた寅次郎が、各地でマドンナに恋をし、騒動を巻き起こす物語として長く愛されてきました。
作品の大きな魅力といえば、寅さんが訪れる日本各地の情緒あふれる風景ですよね。
今回は、ファンなら一度は訪ねてみたい撮影現場の数々を詳しくご紹介します。
【名シーンを回想】『男はつらいよ』主要ロケ地セレクション
寅さんがスクリーンの中で歩いた、思い出深い場所を具体的にピックアップしていきましょう。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 博の実家 | 岡村邸の門 | 岡山県高梁市 |
| 博の母の葬儀のために降り立った場所 | 備中高梁駅 | 岡山県高梁市 |
| 寅さんが水中花を啖呵売するシーン | 石切劔箭神社 | 大阪府東大阪市 |
| 寅さんがマドンナとデートした場所 | 楽食*宝山 | 奈良県生駒市 |
寅さんがスクリーンの中で歩いた、思い出深い場所を具体的にピックアップしていきましょう。
パソ先生実はシリーズ初期、テレビ版のラストで寅さんはハブの被害に遭って亡くなる設定だったそうです。



しかし、視聴者から「死なせないで!」と異例の要望が相次ぎ、映画版での復活に繋がったという有名なエピソードがあるんですよ。
『男はつらいよ』撮影スポットを深掘り解説
「男はつらいよ」の撮影は全国各地で行われています。日本各地の美しい風景もみどころのひとつです。
①岡村邸の門:博の実家
高梁市の旧役所にあった門を移築した「岡村邸の門」は、作品ファンにはおなじみの場所です。
第8作『寅次郎恋歌』にて、さくらの夫・博の実家としてスクリーンに登場しました。
その後、第32作『口笛を吹く寅次郎』でも再びロケ地として選ばれています。
車でお越しの際は、岡山道の賀陽ICから20分ほど。
電車ならJR伯備線の備中高梁駅で下車し、徒歩20分ほどの散策を楽しみながら向かうのがおすすめです。



市と町が景観保全に取り組んでいることもあって、付近には映画製作当時の面影がまだ残っているんだよ〜



映画の公開から50年以上経っているのに、すごいね!
| 名称 | 岡村邸の門 |
| 所在地 | 岡山県高梁市石火矢町5-2 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | ー |
| アクセス・駐車場 | 備中高梁駅から徒歩約20分/賀陽ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 門前にロケ地であったことを伝える看板がある |
| 公式サイト | https://www.takahashi-cci.or.jp/sightseeing/%E5%B2%A1%E6%9D%91%E9%82%B8%E3%81%AE%E9%96%80/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/YuG9uJ8KT5b7SY1d9 |
②備中高梁駅:博の母の葬儀のために降り立った場所
岡山県に位置するJR備中高梁駅は、第8作で博の母親の葬儀が行われる際、さくら夫妻が降り立つ重要な場面で使われました。
当時は非常にレトロな木造の駅舎で、寅さんが葬儀に顔を出すシーンも印象的です。
現在は2015年(平成27年)の改築により近代的な姿に生まれ変わっていますが、周囲の空気感には今も当時の名残があります。



能天気な寅さんが、学者で堅物の飈一郎と意気投合したんだよね!



意外な展開でびっくりしちゃったよ〜
| 名称 | 備中高梁駅 |
| 所在地 | 岡山県高梁市旭町1317-2 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | ー |
| アクセス・駐車場 | 倉敷駅から約40分/賀陽ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 特になし |
| 公式サイト | https://eki.jr-odekake.net/top?id=0650408 |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/qykEZSxbgiErJVYV7 |
③石切劔箭神社:寅さんが水中花を啖呵売するシーン
「石切さん」の愛称で知られる大阪の石切劔箭神社は、第27作『浪花の恋の寅次郎』の舞台となりました。
参道で寅さんが見事な口上で「水中花」を売るシーンや、松坂慶子さん演じるマドンナとの再会劇が繰り広げられた聖地です。
歴史深い建造物は国の登録有形文化財にも指定されており、参道の活気は今も映画の世界そのものです。
アクセスは電車が便利で、近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩約7分です。車の場合は、第二阪奈道路「西石切ランプ」出口より約5分です。



NHKのBSプレミアムで放映された贋作「男はつらいよ」ー大阪の寅やんーでも、石切参道がロケ地に選ばれたんだよ〜



贋作なのに、原作・監督は山田洋次監督だったんだよね〜豪華すぎる!
| 名称 | 石切劔箭神社 |
| 所在地 | 大阪府東大阪市東石切町1-1-1 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24時間参拝可能 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 志納 |
| 予約の要否 | 個人の御祈祷は予約不要 |
| アクセス・駐車場 | 新石切駅から徒歩約7分/西石切ランプから車で約5分・駐車場有 |
| 作品ゆかりの展示 | 特になし |
| 公式サイト | https://www.ishikiri.or.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/4AP9xtiHhF8YmKYn9 |
④楽食*宝山:寅さんがマドンナとデートした場所
楽食*宝山は、かき氷が人気のレトロな喫茶店です。
ここは第27作「浪花の恋の寅次郎」で、寅さんとマドンナ(松坂慶子)が食事をとるシーンを撮影した場所です。
アクセスは電車が便利で、近鉄生駒ケーブル「宝山寺駅」から徒歩約1分です。車の場合は、阪奈道路「辻町IC」から約20分です。



寅さんとマドンナが座った席で食事ができるよ〜



それはテンション上がるね、行ってみたい!
| 名称 | 楽食*宝山 |
| 所在地 | 奈良県生駒市門前町10-6 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 12:30〜18:00(不定休) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | 予約可能 |
| アクセス・駐車場 | 宝山寺駅から徒歩1分/辻町ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 看板、写真の展示有 |
| 公式サイト | https://instagram.com/rakushoku_hozan |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/v4JpcwEQHc1KfEweA |
【聖地巡礼の心得】『男はつらいよ』ロケ地は自由に見学できる?
結論は、見学できる場所とできない場所が混在します。
事前に公式情報と現地表示を確認ください。
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、観光施設として運営されている場所です。
例えば「石切劔箭神社」は営業時間や予約の要否が明記されています。
「備中高梁駅」はいつでも訪れることができますが、一般の利用者のご迷惑とならないように配慮しましょう。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
「岡村邸の門」は、門の中に立ち入ることはできません。門前にロケ地であったことを伝える看板がありますので、写真撮影など外観を楽しむ程度にとどめましょう。
寅さんの世界に浸る!おすすめの聖地巡礼ルートとポイント
今回ご紹介したロケ地は中国地方と関西地方にあるため、2回に分けて訪問するのが良いでしょう。
おすすめの巡礼ルート例
中国地方のロケ地はどちらも岡山県高梁市内で非常に近く、徒歩で巡ることができます。
- 備中高梁駅 → 岡村邸の門
関西地域のロケ地も、車/電車どちらを利用しても30分程度の距離にあるので、一度に訪問しやすいです。
- 石切劔箭神社 → 楽食*宝山
数時間あれば巡礼できるので、他の観光地にも足を伸ばすことができますよ。
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない早朝です。
「石切劔箭神社」や「岡村邸の門」は24時間いつでも訪れることができます。人が少ない時間帯を選ぶことで、ゆっくりと写真撮影を楽しむことができるでしょう。
よくある質問(FAQ)|『男はつらいよ』のロケ地について
『男はつらいよ』のロケ地について、よくある質問をまとめました。
- 質問①寅さんで有名な場所は?
- 質問②寅さんが行ってない県は?
- 質問③『男はつらいよ』の最高傑作は?
①寅さんで有名な場所はどこ?
東京都葛飾区にある柴又は、寅さんの故郷として知られています。 寅さんの銅像がある柴又駅、参道の「とらや」、名刹・柴又帝釈天、そして江戸川の「矢切の渡し」が定番のスポットで、昭和レトロな雰囲気と下町情緒が漂うこの地域は、街並み全体が寅さんの世界です。
②寅さんが行ってない県はどこ?
寅さんが一度も訪れていないとされているのは富山県と高知県で、埼玉県も含まれることがあります。埼玉県については、ロケ地が発見されたという情報もありますが、一般的には富山県・高知県と並んで未踏の地として言及されることが多いです。
③『男はつらいよ』の最高傑作は?
特に人気が高いのは、リリー(演:浅丘ルリ子)との名場面が多い『寅次郎相合い傘』(第15作)や『寅次郎ハイビスカスの花』(第25作)、ぼたん(演:太地喜和子)が登場する『寅次郎夕焼け小焼け』(第17作)などです。
「最高傑作」は個人の好みに左右されますが、寅さんの人間性が際立つ作品や、マドンナとのロマンスが深く描かれた作品が、評価されやすい傾向にあります。
『男はつらいよ』のロケ地に対するSNSの声
『男はつらいよ』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。
全国各地の『男はつらいよ』ロケ地を巡る旅は、今なお多くのファンを魅了し続けています。



時代を感じる場所が多かったね〜!



改修されて変わってしまうこともあるから、早く行ったほうがいいね!
長い年月を経て風景が変わってしまった場所もありますが、現地を訪れることで寅さんの温かな体温を感じられるはずです。
失われつつある昭和の情景を探しに、次の休みは寅さんの足跡を追いかけて「心の旅」へ出かけてみませんか?









