
ネット通販の闇と現代社会の歪みを鋭く描いた映画『ラストマイル』。
本作は、一大セール「ブラックフライデー」の直前に、巨大ECサイトの配送箱が次々と爆破されるサスペンス作品です。
大ヒットドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線で描かれる「シェアード・ユニバース」作品としても大きな話題を呼び、米津玄師さんが主題歌を手掛けたことでも注目を集めました。
物語の中核となるのが、世界的ショッピングサイト「DAILY FAST(デリファス)」の巨大な配送センターです。驚くべきことに、これらのシーンは実際の物流拠点を借り切って撮影されました。
システム化されたオートメーションの美しさと、そこで働く人間たちのリアルな葛藤が見事に融け合っています。
映画の持つ独特の緊張感やリアルな空気感は、実際の撮影現場を訪れることでより深く味わうことができるでしょう。
映画『ラストマイル』の主要ロケ地・撮影現場一覧
ここからは、劇中の印象的なシーンが撮影された具体的なロケ地について、1つずつ詳しく見ていきましょう。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 物流センターのシーン | トラスコ中山(株)プラネット埼玉 | 埼玉県 |
| トラスコ中山(株)プラネット北関東 | 群馬県 | |
| ショッピングモールに届いた荷物を巡るシーン | ブランチ仙台(WEST) | 宮城県 |
| 物流倉庫に初出勤するエレナと孔が落ち合うシーン | Gメッセ群馬 | 群馬県 |
| ロッカールームのシーン | 高崎アリーナ | 群馬県 |
スクリーンで見たあの臨場感あふれる舞台が、現実のどの場所とリンクしているのか興味は尽きません。
各スポットの見どころや交通アクセスのほか、撮影時の裏話なども交えながら分かりやすく解説します!
パソ先生いつも使っているネット通販の裏側で、あんなに壮大なドラマが繰り広げられていたなんて驚きだよね。



普段は見られない流通の現場を覗き見するみたいで、なんだか興奮しちゃうな!
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各ロケ地の詳細と見どころ解説
本作のロケ撮影は、関東一円から東北エリアに及ぶ広い範囲で実施されました。
中でも、埼玉や群馬にある大型倉庫、仙台の複合商業施設などは、物語を大きく動かす重要な舞台となっています。
①:トラスコ中山プラネット埼玉・プラネット北関東|物流センターのロケ地


ここは、トラスト中山(株)の物流センター「プラネット埼玉(埼玉県幸手市)」と「プラネット北関東(群馬県伊勢崎市)」です。


施設内には、劇中で使われた「デリファス」仕様の段ボールが今も残されており、映画の世界観がそのまま広がっています。
トラスコ中山のシンボルである「ブラックとオレンジ」のカラーリングが施された什器やラックも、そのままスクリーンの背景として活かされました。
こちらは、映画で使用された物流機器「I-pack®」です。


映画で使用されたトラック「羊急便」もあります。


この場所に行くには車(レンタカー)を利用するのが最も一般的で、幸手インターチェンジを降りて車で1分、東武日光線幸手駅からだと車で12分です。
桜の名所として有名な「県営権現堂公園(権現堂桜堤)」の近くに位置しています。



撮影は2022年12月からの約2ヶ月間、この場所を拠点にしてじっくり行われたそうです!



映画の空気感を肌で感じられる本物の物流拠点は、聖地巡礼のハイライトとして外せないスポットだね!
| 名称 | トラスコ中山(株)プラネット埼玉 |
| 所在地 | 埼玉県幸手市神明内赤木988番7 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 自由に見学可能(公道・敷地外からの見学の場合) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 見学ツアーあり(要予約) |
| アクセス・駐車場 | 幸手ICを降りて1分、東武日光線幸手駅からタクシーで12分、駐車場あり |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://www.trusco.co.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/3o3f3gprahv878nG7 |
| 名称 | トラスコ中山(株)群馬県伊勢崎市三和町2739-1 |
| 所在地 | 群馬県伊勢崎市三和町2739-1 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 自由に見学可能(公道・敷地外からの見学の場合) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 見学ツアーあり(要予約) |
| アクセス・駐車場 | JR両毛線伊勢崎駅から車で15分、駐車場あり |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://www.trusco.co.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/GqsYWf3oVS2hp8Jg7 |
②:ブランチ仙台(WEST)|ショッピングモールのロケ地


宮城県仙台市に位置する「ブランチ仙台」は、地域の生活に根ざした体験型の複合商業施設です。
デイリーユースのEAST棟に対し、レストランやブックカフェ、クリニックが集まるWEST棟があり、ロケは主にこちらのWEST棟で行われました。
作中では「東京都内にある商業施設」という設定で、配達された爆弾入りの荷物を巡って現場が混乱する緊迫のシーンが描かれています。


約200名のエキストラの皆様に早朝からお越しいただき、特殊メイクや衣装への着替えなど入念な準備にご協力いただいたそうです。


撮影時にはWEST棟全体を飾り込んで撮影したそうです。


この場所に行くには、車またはバスとなります。地下鉄泉中央駅または仙台駅からバスが出ています。車の場合は、東北自動車道「泉スマートIC」から車で約10分です。
ブランチ仙台から車で15分圏内には、ショッピングを楽しめる仙台泉プレミアム・アウトレット、歴史を感じられる長命館公園 (長命館跡)、絶景を楽しめる仙台大観音など、多彩な観光スポットがあります。



早朝のまだ暗い時間から、何百人ものエキストラやスタッフ、膨大な機材が集結して、現場はただならぬ熱気に包まれていたみたい!



見慣れた日常の買い物スポットが、映画の演出で全く違う空間に変貌してしまうなんて、プロの仕事は凄いね!
| 名称 | ブランチ仙台(WEST) |
| 所在地 | 宮城県仙台市泉区長命ヶ丘2-21-1(WEST) |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 10時〜21時 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | バス:地下鉄泉中央駅または仙台駅から 車:東北自動車道の泉スマートICから車で約10分、駐車場280台 ※入庫から180分無料。施設利用で追加120分無料。 |
| 作品ゆかりの展示 | 映画のパネルや撮影時の写真展示あり |
| 公式サイト | https://www.branch-sc.com/sendai/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/ym5Lzg6GZP8oNyLZ9 |
③:Gメッセ群馬|物流倉庫に初出勤するエレナと孔が落ち合うシーン


高崎市にある「Gメッセ群馬」は、広大な柱のない展示ホールや大規模なメインホールを擁し、国際的な会議から大型フェスまで幅広く利用される多目的イベント施設です。
作中では、この建物を広大な物流センターの入り口に見立て、金属探知機のゲートを設置するなど、大規模な美術装飾を施して撮影が行われました。
2階の展示ホールへと続くコンコースは、毎朝大勢の派遣スタッフが職場へと吸い込まれていく出勤風景の舞台となっています。
主人公のエレナと孔が言葉を交わす最初のシーンがここだと思うと、同じ場所に立つだけで胸が熱くなるスポットです。


こちら1階エントランスホールでは、物流倉庫に初出勤するエレナと孔が落ち合うシーンが撮影されました。出勤時にロータリーでタクシーを降りて出社する一連の場面でこの場所を使用したそうです。


エレナと孔が初めて出会った場所なんて、この場に立つだけでドキドキしますね。
この場所に行くには、電車または車となります。電車の場合は高崎駅から徒歩15分、車の場合は高崎・玉村スマートICで降りて15分です。



外部のペデストリアンデッキも含め、総勢400名ものエキストラが動員された大がかりなロケだったんだって!



この通路を歩いていると、自分もデリファスの一員として出勤しているような錯覚を覚えるよ!
| 名称 | Gメッセ群馬 |
| 所在地 | 群馬県高崎市岩押町12番24号 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9時〜17時 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 高崎駅から徒歩15分/車:高崎・玉村スマートICから15分 駐車場は約2,000台あり(1時間100円) |
| 作品ゆかりの展示 | 映画のパネルや撮影時の写真展示あり |
| 公式サイト | https://www.g-messe-gunma.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/4m1fP8cjBMwXts9k6 |
④:高崎アリーナ|ロッカールームのシーン
同じく高崎市にある「高崎アリーナ」は、日本屈指の規模を誇るインドアスポーツの拠点です。
国際的な競技大会はもちろん、ライブイベントや地域住民のスポーツ利用までカバーする充実した設備が特徴となっています。
本施設の1階西側に位置する通路は、映画のストーリー展開において非常に重要な役割を果たすシーンの舞台となり、劇場パンフレットのバックカバーにも採用されました。
1階事務所前には、満島さん、岡田さんのサインと共に小道具のロッカーに貼られた「DAILY FAST」のシートが飾ってありましたが、現在は片付けられています。


この場所に行くには、電車または車となります。電車の場合は高崎駅から徒歩15分、車の場合は高崎・玉村スマートICで降りて15分です。
Gメッセ群馬から車で10分ほどの位置。聖地巡礼ルートに是非セットで組み込んでくださいね!



どこまでも続くような白い無機質な廊下が、作中のピリピリとした緊張感をさらに引き立てていたのが印象的だね。



映画のクライマックスに関わる重要なドラマが、この静かな空間で切り取られたんだと思うと感慨深いな。
| 名称 | 高崎アリーナ |
| 所在地 | 高崎市下和田町四丁目1番18号 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 8時30分〜21時30分 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 利用施設や開催イベントごとに異なります。 |
| 予約の要否 | 利用施設や開催イベントごとに異なります。 |
| アクセス・駐車場 | 電車:高崎駅から徒歩8分、シャトルバスの運行あり 車:関越自動車道「高崎玉村スマートIC」から約15分、地下駐車場200台あり(高崎アリーナの利用者は1時間無料、その後30分ごとに80円) |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | https://www.takasaki-foundation.or.jp/arena/index.php |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/eiUUW7Wdqwq4Tc659 |
聖地巡礼は可能?『ラストマイル』撮影場所の見学可否について
先に結論をお伝えすると、一般の人が自由に立ち入れるスポットと、通常は非公開になっているエリアが分かれています。
お出かけの際は、事前に各施設の公式アナウンスや現地のルールを必ずチェックしてください。
具体的には以下の2つのパターンに分かれます。
・一般公開されているロケ地
・立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、商業施設や観光施設として運営されている場所です。
例えば「ブランチ仙台(WEST)」「Gメッセ群馬」「高崎アリーナ」は、商業施設や公共施設のため営業時間が明記され、一般の方も入れるようです。
また、「トラスコ中山プラネット埼玉/北関東」では施設見学ツアーを実施しています。
- 「ブランチ仙台(WEST)」はショッピングモールのため、営業時間・休館日が公開されています。
- 「Gメッセ」は公共施設のため公式サイトで営業時間・休館日が案内されています。
- 「高崎アリーナ」は公共施設のため公式サイトで営業時間・休館日が案内されています。
- 「トラスコ中山プラネット埼玉/北関東」では、見学ツアーを実施しています。事前に予約が必須です。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、使用中などの諸事情で立入ることのできない場所もありますので、事前によく確認しましょう。
『ラストマイル』の聖地巡礼をスムーズに楽しむコツ
撮影スポットが複数の県にまたがっているため、1日で全てのロケ地をコンプリートするのは現実的ではありません。
例えば、宮城県のブランチ仙台は東北旅行のついでに足を延ばし、まずは主要な撮影地が集中している群馬エリアから重点的に攻めるのが効率的でおすすめです。
おすすめの巡礼ルート例
群馬県だけで1日の組み立てが可能です。
群馬県高崎市にあるGメッセ群馬と高崎アリーナは近接しているので、効率よく回れるでしょう。
・高崎アリーナ:高崎駅の南西側に位置します。まずはここからスタートします。
・Gメッセ群馬:高崎駅の南東側に位置します。高崎アリーナからは目と鼻の先です。
・トラスコ中山プラネット北関東:伊勢崎インターチェンジのすぐ近くにあります。
プラネット北関東は、事前に見学ツアーを予約しましょう。
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない時間帯と光が柔らかい時間帯です。
大型施設の場合は、大きなイベントが開催されていないかなどもチェックしていきましょう。
映画『ラストマイル』のロケ地に関するよくある質問
- 質問① ラストマイルの倉庫のロケ地はどこですか?
- 質問② ラストマイルの撮影場所は?
- 質問③ ラストマイルで山崎が飛び降りた理由は何ですか?
- 質問④ ラストマイルのロケ地はモノレールですか?
① ラストマイルの倉庫のロケ地はどこですか?
ラストマイルのデリファス(巨大物流センター)のロケ地は、トラスコ中山の物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)と「プラネット北関東」(群馬県伊勢崎市)です。2022年12月から約2か月間、実際の倉庫内設備や台車を使って撮影が行われました。
主なロケ地の詳細と特徴は以下の通りです。
- プラネット埼玉(埼玉県幸手市): 最新のロボットやマテハン(マテリアルハンドリング)技術を導入した基幹物流センター。
- プラネット北関東(群馬県伊勢崎市): トラックヤードやコンベヤーエリアなど、緊迫したシーンの撮影に使用されました。
トラスコ中山のブランドカラーである「ブラック×オレンジ」がそのまま映画のイメージと合致したことで、作品の雰囲気を高めています。
② ラストマイルの撮影場所は?
群馬県にあるGメッセ群馬と高崎アリーナで実施されました。また、仙台のショッピングセンターや、埼玉県や群馬県にあるトラスコ中山の物流倉庫も使用されました。
③ ラストマイルで山崎が飛び降りた理由は何ですか?
映画『ラストマイル』で山崎佑が倉庫から飛び降りたのは、過酷なノルマや労働環境によるノイローゼが原因で、恋人の筧まりかがその復讐として爆弾テロを起こしたという衝撃的な背景があります。山崎は物流センターの屋上から飛び降り植物状態になり、まりかが「DAILY FAST」社への復讐のために爆弾を仕掛けた事件が、物語の中心となっています。
④ ラストマイルのロケ地はモノレールですか?
エレナが西武蔵野LCに電車を使い出勤するシーンは、多摩モノレールで実際の車両とレールを使用して撮影されました。 東京都内設定の商業施設が爆発するシーンは、BRANCH仙台WESTで2023年1月に撮影されました。
ラストマイルのロケ地に対するSNSの声
ラストマイルのロケ地に対するSNSの声をご紹介します。






ここまで映画『ラストマイル』の撮影舞台となったロケ地を紹介してきましたが、すでに多くのファンが現地を訪れ、その世界観を体感しているようです。



どのスポットも、劇中のシーンが鮮明に蘇ってくるような場所ばかりだったね!



普段は入れないような巨大倉庫の見学ツアーに参加できるのも魅力的!
私たちの生活に欠かせない物流の舞台裏、その圧倒的なスケールと緊張感を肌で実感できるスポットばかりです。
作品が持つリアルなテーマ性を、聖地巡礼を通してさらに深く味わってみてはいかがでしょうか。
ぜひこの記事を参考に、映画の軌跡をたどる旅に出かけてみてください!







