
瀬尾まいこ氏のベストセラーを実写化した映画『夜明けのすべて』。
本作は、PMS(月経前症候群)による苛立ちを抱える藤沢美沙と、パニック障害を抱え絶望の中にいた山添孝俊が、特別な関係を超えて最高の理解者となっていく姿を優しく描いています。
劇中の舞台は、実在する喫茶店や駅、閑静な住宅街などが多用されており、作品特有の穏やかな空気感がそのままロケ地に反映されているのが特徴です。
今回は、そんな本作の魅力をより深く味わうために、主要な撮影場所や聖地巡礼のポイントを詳しくまとめてご紹介します。
劇中に登場する『夜明けのすべて』主要ロケ地・撮影スポット一覧
それでは、物語の象徴的なシーンを彩った各スポットを一つずつ見ていきましょう。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 藤沢美沙がロータリーで倒れてたシーン | ユーカリが丘駅 | 千葉県 |
| 山添孝俊が何度も電車に乗ろうと頑張るシーン | 北初富駅 | 千葉県 |
| 藤沢美沙が保護された警察署 | 佐倉市役所 | 千葉県 |
| 藤沢美沙が和菓子を買ったお店 | 久が原 風月堂 | 東京都 |
| 山添孝俊が住んでいる家 | 秀榮サンハイツ | 東京都 |
| プラネタリウムを見に行くシーン | 小宮ふるさと自然体験学校 | 東京都 |
映画のスクリーン越しに感じたあの温度感が、実際のロケ地でどのように息づいているのか詳しく解説します。
現地への行き方はもちろん、撮影にまつわる裏話などもあわせてチェックしてみてください。
パソ先生関東で撮影が行われているね!



1日で回り切れるのかな?
【エリア別】『夜明けのすべて』のロケ地となった東京都・千葉県のスポット
本作の撮影は、主に東京都内と千葉県を中心に行われました。
山添くんが葛藤する駅のホームや、二人が心を通わせていく印象的なシーンなど、場面ごとにゆかりの地を整理して紹介します。
①:ユーカリが丘駅のロータリー|藤沢美沙がロータリーで倒れてたシーン


千葉県佐倉市に位置するこの駅は、京成本線と山万ユーカリが丘線が交差する、ニュータウンの拠点となる場所です。
周辺は閑静な住宅街や商業施設が並ぶ、非常に落ち着いた雰囲気のエリアです。
劇中では、物語の導入部分で藤沢さんがPMSの症状により体調を崩し、雨が降りしきる中、駅前ロータリーのベンチで倒れ込んでしまう重要なシーンに使用されました。
なお、撮影時に使われたベンチは美術小道具として一時的に置かれたものなので、現在は設置されていません。
東京方面からのアクセスは、JR総武線快速で船橋駅まで行き、京成線に乗り換えてユーカリが丘駅を目指すルートが一般的です。
駅から降りてすぐの場所に、あの印象的なロータリーが広がっています。



撮影のためにベンチを一時的に設置したらしいよ!



映画の細かい演出へのこだわりがすごすぎるね!
| 名称 | ユーカリが丘駅 |
| 所在地 | 千葉県佐倉市ユーカリが丘4-8-2 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 基本的に終日見学可能(駅構内は始発~終電の時間帯) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料(駅構内に入る場合は乗車券または入場券が必要) |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 京成本線「ユーカリが丘駅」南口からすぐ/駅周辺にコインパーキングあり |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | ユーカリが丘駅|電車と駅の情報|京成電鉄 |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/eqYGpTsXtAjRnJre8 |
②:北初富駅|山添孝俊が何度も電車に乗ろうと頑張るシーン


千葉県鎌ケ谷市初富にある、京成電鉄松戸線の駅です。駅周辺には住宅地が広がっており、近くには生活に便利なお店がある、地域の生活に密着した駅です。
ここは、パニック障害を抱える山添孝俊が不安や発作と戦いながら、電車に乗ろうとホームで頑張っていたシーンが撮影されました。
アクセスは、東京駅から松戸駅までJR常磐線・上野東京ラインで移動し(27分)、京成松戸線に乗り換え北初富駅(17分)にむかいます。所要時間は53分、運賃はICで649円(切符で650円)です。



落ち着いた住宅街や駅の雰囲気が緊張感を強く感じさせますね!



見てるだけでも緊張しちゃう!
| 名称 | 北初富駅 |
| 所在地 | 千葉県鎌ケ谷市初富321-3 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 基本的に終日見学可能(駅構内は始発~終電の時間帯) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料(駅構内に入る場合は乗車券または入場券が必要) |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 東京駅から電車で約53分/駅周辺にコインパーキングあり |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | 北初富駅|電車と駅の情報|京成電鉄 |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/EDUcQCsWTY1gKfjp9 |
③:佐倉市役所|藤沢美沙が連れてこられた警察署


千葉県佐倉市の行政の中心となる施設で、市民サービスや各種手続きを行う場所です。白いカプセルが集まったような独特の外観が特徴で、地上6階・地下1階の庁舎です。地下1階には食堂と売店があります。1号館入口、1号館5階フロア、社会福祉センター地下会議室にて撮影が行われました。
ここは、「警視庁神田東署」として登場し、雨の中で倒れていたところを保護され連れてこられたシーンが撮影されました。
アクセスは、京成本線「京成佐倉駅 」南口から徒歩約10分、JR総武本線「佐倉駅」北口から徒歩約25分、または東関東自動車道「佐倉インターチェンジ」から自動車で約20分で到着します。



本当は市役所だったんだね!



リアルすぎて本物の警察署だと思っていたよ!
| 名称 | 佐倉市役所 |
| 所在地 | 千葉県佐倉市海隣寺町97 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分(祝日・年末年始(12月29日から1月3日)を除く) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料(施設内に入る場合は利用ルールに従う必要があります。) |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 京成本線「京成佐倉駅 」南口から徒歩約10分/駐車場あり |
| 作品ゆかりの展示 | 出演者のサインの展示 |
| 公式サイト | 佐倉市役所(アクセス・概要)/千葉県佐倉市公式ウェブサイト |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/DQWU6j2QSsCxYYZE7 |
④:久が原 風月堂|藤沢美沙が和菓子を買ったお店


久が原銀座商店街にある和菓子店で、地元で長く親しまれているお店です。落ち着いた住宅街の中にあり、昔ながらの雰囲気が感じられるのが特徴です。
ここは、藤沢美沙が同僚への差し入れに和菓子を買いに行ったシーンが撮影されました。
アクセスは、久が原駅出口1から徒歩約4分で到着します。



映画でたくさん並んでた和菓子とても美味しそうだったね!



実際に訪れて食べてみたいな!
| 名称 | 風月堂 |
| 所在地 | 大田区久が原3-31-13 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 10:00~18:00(火曜定休) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | カステラ230円など |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 久が原駅から徒歩約4分/周辺にコインパーキングあり |
| 作品ゆかりの展示 | 出演者のサインあり |
| 公式サイト | 【久が原】風月堂 | おーたふる 大田区商店街ナビ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/Sd6zPya1c68AQtz4A |
⑤:秀榮サンハイツ|山添孝俊が住んでいる家


東京都大田区にある2階建てのアパートで、今も実際に人が暮らしているアパートです。
ここは、山添孝俊で住んでいるアパートととして登場し、パニック障害のため美容室へ行けない山添くんのために、藤沢美沙が訪れ、部屋で髪を切ってあげる印象的なシーンなどが撮影されました。
アクセスは、東急多摩川線「鵜の木駅」から徒歩約7分、「沼部駅」から徒歩約9分で到着します。撮影場所は現在も住居として使用されているため、敷地内は立ち入り禁止です。また、駐車場は住民専用のため、使用しないようにしましょう。



髪を切るシーンは、藤沢役の上白石萌音さんが実際に山添役の松村北斗さんの髪をカットして撮影されたらしいよ!



人の髪を切るのは緊張するのに、撮影されながらカットに挑戦した上白石萌音さんは本当にすごいね!
| 名称 | 秀榮サンハイツ |
| 所在地 | 東京都大田区鵜の木3丁目17-14 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 自由散策(※敷地内立ち入り禁止) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 東急多摩川線「鵜の木駅」から徒歩約7分/駐車場なし |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | なし |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/WNzzC831p2kMhkjNA |
⑥:小宮ふるさと自然体験学校|プラネタリウムを見に行くシーン


小宮ふるさと自然体験学校は、自然体験や地域交流を目的とした施設で、学校の校舎を活用した建物が特徴的です。ドラム缶風呂に入ったり、飯ごうでご飯をたくなどの体験ができます。
ここは、プラネタリウムが開催されるシーンが撮影されました。暗闇で星空を見上げ、それぞれの病気を抱えながらも、希望を感じさせる印象的なシーンです。
アクセスは、JR五日市線「武蔵五日市駅」から西東京バスに乗車し、バス停「軍道」で下車して徒歩約1分、車の場合は「八王子IC」から約27分で到着します。



自然に囲まれた落ち着いた環境が素敵だね!



作品のやさしい空気感を感じられるね!
| 名称 | 小宮ふるさと自然体験学校 |
| 所在地 | 東京都あきる野市乙津1984 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9:30~16:30 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 2,000円 |
| 予約の要否 | 体験日の2か月前の月の初日から5日間(抽選) |
| アクセス・駐車場 | バス停「軍道」から徒歩約1分/駐車場あり |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | 小宮ふるさと自然体験学校 | あきる野市 |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/4y1xBURDHi6P5SpA7 |
聖地巡礼の注意点:『夜明けのすべて』のロケ地は一般公開されている?
撮影が行われたスポットには、誰でも立ち入れる公共の場所もあれば、私有地や営業中の店舗なども含まれます。
訪れる前に必ず各所のマナーや公開状況を確認しておきましょう。
・自由に見学できる場所
・配慮が必要なエリア
大きく分けて「自由に見学できる場所」と「配慮が必要なエリア」に分けてお伝えします。
自由に見学できる場所
一般公開の代表例は、観光施設として運営されている場所です。
例えば「久が原 風月堂」は営業時間が明記されており、出演者のサインも飾ってあります。
- 「ユーカリが丘駅のロータリー」は、普段から利用されている駅のため、だれでも自由に訪れることができます。
- 「北初富駅」も普段から利用されている駅のため、だれでも自由に訪れることができます。
- 「小宮ふるさと自然体験学校」は公式サイトにて、自然体験の抽選受付や営業時間が案内されています。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
配慮が必要なエリア
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
秀榮サンハイツは、現在も使用されている住居のため立ち入りが禁止されています。
また、駅や施設であってもマナーを守って見学しましょう。
『夜明けのすべて』の舞台を効率よく巡るためのポイント
ロケ地は千葉・東京に点在していますが、駅周辺のスポットも多いため、電車で巡りやすいのが特徴です。移動の負担を減らすためにも、同じエリアごとにまとめて回るルートがおすすめです。
おすすめの巡礼ルート例
東京・千葉で半日~1日の組み立てが現実的です。
聖地巡礼ルートでは、映画の冒頭で藤沢美沙がベンチで倒れていた場所からスタートするので作品の流れを感じられます。また、駅前のため気軽に立ち寄れるスポットです。
- 効率ルート:佐倉市役所→ユーカリが丘駅→北初富駅→久が原 風月堂→秀榮サンハイツ→小宮ふるさと自然体験学校
- 聖地巡礼ルート:ユーカリが丘駅→佐倉市役所→北初富駅→久が原 風月堂→秀榮サンハイツ→小宮ふるさと自然体験学校
秀榮サンハイツは、現在も使用されている住居のため立ち入りが禁止されています。敷地内には入らず、外観のみ見学するようにしましょう。
写真撮影に適した時間帯
ロケ地を撮影するなら、人が少なく光がやわらかい朝~午前中がおすすめです。
特に駅や市役所周辺は日中になると人通りが増えるため、落ち着いて撮影したい場合は早めの時間帯に訪れることがおすすめです。
久が原 風月堂は営業時間が18時までのため、到着時間を先に決めると良いです。
小宮ふるさと自然体験学校での自然体験は事前抽選制のため、早めに日程を立てることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)|映画『夜明けのすべて』のロケ地について
映画『夜明けのすべて』は2023年春頃に撮影が行われ、秀榮サンハイツなど東京都大田区周辺でも撮影が行われました。
- 質問① 大田区でのロケ地は?
- 質問② 映画で富士山を望んでいた場所は?
- 質問③ 風月堂はどこ?
- 質問④ 夜明けのすべてはいつ撮影された?
①大田区でのロケ地は?
秀榮サンハイツや久が原風月堂など2人の日常生活のシーンが多く撮影されました。落ち着いた街並みが映画の雰囲気を作っているのも印象的です。
②映画で富士山を望んでいた場所は?
大田区馬込の「相生坂富士見跨線歩道橋」です。晴れた日には美しい富士山を眺めることができます。
③風月堂はどこ?
久が原銀座商店街にあり、「久が原駅出口1」から徒歩約4分で到着します。
営業時間は10:00~18:00で火曜定休です。
④夜明けのすべてはいつ撮影された?
2023年3月ごろから約1か月にわたって撮影が行われました。
映画『夜明けのすべて』のロケ地に対するSNSの声
映画『夜明けのすべて』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。




映画『夜明けのすべて』の撮影スポットは、どれも日常に溶け込んだ温かみのある場所ばかりです。



実際に現地を訪れることで、藤沢さんと山添くんが過ごした時間の断片に触れられるかもしれません。



営業時間の決まっているお店や公共マナーを意識しつつ、作品の世界観を肌で感じる旅を楽しんでみてください。
今度の休みには、お気に入りのシーンを思い出しながら、ぜひロケ地巡りに出かけてみてはいかがでしょうか。









