半助、タツヤ、六ちゃんたちが日々を過ごしていた仮設住宅の撮影には、茨城県の旧行方市立行方小学校が使用されました。ドラマのほぼ全編にわたって登場するあの仮設住宅の「街」そのものが、グラウンドに作られた巨大なオープンセットだったのです。
この記事では、茨城県行方市を中心に「季節のない街」のロケ地4カ所を厳選し、アクセス・時間・費用をまとめました。
広い空を背にし時間を止めた旧行方小学校を目の前にすると、今でもそこここから半助たち住人らの話す声が聞こえてきそうです。
茨城県行方市など厳選4カ所のロケ地を、地図付きのアクセス情報と共に紹介します。
- 旧行方小学校で「街」の住人たちのリアルな生活感を感じたい人
- 霞ヶ浦の土手など都会の喧騒を離れ、観光地化されていない静かな街並みを楽しみたい人
- 宮下銀座商店街で昭和レトロな混沌と、温かい人情に触れたい人
季節のない街とは?ロケ地が注目される理由

ドラマ「季節のない街」は、「ナニ」と呼ばれる災害で被災した人々が身を寄せる、仮設住宅を舞台にした物語です。この街の住民の様子を報告する、怪しい仕事を請け負って潜入する主人公・半助の視点で、ここに住み続ける住人たちの、つつましくても日々懸命に生きる姿を描いています。
同名の山本周五郎の小説を原作とし、宮藤官九郎が企画・監督・脚本を務めました。
撮影の際、旧行方小学校のグラウンドには、実際に人が住めるレベルの仮設住宅を数十棟も建て「架空の街」が作り上げられました。宮藤監督が「時間が止まったようなどこでもない場所」として選んだのが、茨城県の行方市だったのです。
あの「切なくも温かな街」は、ファンが聖地として訪れたくなる魅力を放ちます。

ドラマ「季節のない街」のロケ地まとめ
さて、ここからは実際にドラマ「季節のない街」の撮影が行われたロケ地を具体的にご紹介していきますね。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 物語のメインの仮設住宅 | 旧行方市立行方小学校 | 茨城県行方市 |
| 仮設住宅の外の世界の象徴 | 宮下銀座商店街 | 茨城県水戸市 |
| 濱田岳さん演じる六ちゃんが少女をおぶって走ったシーンなど | つくば霞ヶ浦りんりんロード | 茨城県土浦市 |
| 各話エンディングなど | 天王崎公園 | 茨城県行方市 |
「季節のない街」の世界観が、実在するこれらの場所でどう表現されたのかすごく気になりますよね。
ここからは、現地の実際の写真や詳しいアクセス方法、撮影時のエピソードなどを深掘りして解説していきます!
パソ先生撮影はほとんどが茨城県で行われているんだよ。



「あの湖畔のシーン、霞ヶ浦だったんだ!」と気づけるのもロケ地巡りの楽しさだよね!


ドラマ「季節のない街」|茨城県のロケ地
「季節のない街」は、ほとんどが茨城県で撮影されました。
仮設住宅での日常の生活シーンと、街の外でのシーンで撮影地が分かれています。
①:旧行方市立行方小学校|物語のメインの仮設住宅


行方市立行方小学校は、茨城県行方市にあった小学校ですが、2012年に閉校し122年の歴史に幕を下ろしました。現在は行方市により、映画やテレビドラマの誘致が行われています。
撮影時には、物語のメイン舞台である「仮設住宅の並ぶ街」として、行方小学校の広大なグラウンドに数十棟もの仮設住宅が実際に建設されました。現在セットは解体されていますが、実際に訪れるとあの街の独特な空気感を感じることができるでしょう。
この場所に行くには車(レンタカー)・タクシーを利用するのが最も一般的で、常磐自動車道「土浦北IC」または東関東自動車道「潮来(いたこ)IC」から約30〜40分です。



池松壮亮さん(半助役)や仲野太賀さん(タツヤ役)らは、撮影の合間もセットの中で過ごすことが多かったらしいよ。



ずっと茨城のどこかにこの街があると思い込んでいたよ!
| 名称 | 旧行方市立行方小学校 |
| 所在地 | 茨城県行方市行方643 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 門外から校舎の見学は24時間可 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | なし |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 常磐自動車道「土浦北IC」または東関東自動車道「潮来IC」から約30〜40分 |
| 作品ゆかりの展示 | 撮影時の校舎はそのままです |
| 公式サイト | https://www.city.namegata.ibaraki.jp/machi/machi-filmcommission/page013989.html |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/bjdmbb9NAHPYJLx47 |
②:宮下銀座商店街|仮設住宅の外の世界の象徴
茨城県水戸市の宮下銀座商店街 pic.twitter.com/TGKgMEpb7o
— ありさっぴ🐼 (@arisapichannel) March 26, 2024
宮下銀座商店街は、権現さんとして親しまれる水戸東照宮のお膝元にある、歴史を感じるレトロでディープなアーケード街です。赤い鳥居とアーケードが特徴でしたが、現在は老朽化によりアーケードは撤去されています。
ここは、仮設住宅という閉じた空間の、外にある世界の象徴として登場します。半助が一般の世界へ帰る際の入口的な役割や、街の人たちが外へ繰り出す盛り場としての風景でした。
この場所は、JR水戸駅北口から徒歩約5分のところにあります。



商店街のすぐ近くに電車の高架があるんだけど、ドラマの中でも電車の走る音や振動が聞こえていたよね。



ドラマの空気を感じることができて興奮するよ!
| 名称 | 宮下銀座商店街 |
| 所在地 | 茨城県水戸市宮町2-3 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 店舗による |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 散策は無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 常磐自動車道「水戸IC」から約30分 周辺の駐車場を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 商店街がそのまま使われました |
| 公式サイト | https://miyagin.fun/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/zoZWBdSRBTSQtauX9 |


③:つくば霞ヶ浦りんりんロード|濱田岳さん演じる六ちゃんが少女をおぶって走ったシーンなど


全長約180kmの霞ヶ浦りんりんロードは、レンタサイクルや休憩所・トイレなども整備されたサイクリングコース。平地が中心のため初心者から気軽に楽しめ、筑波山や霞ヶ浦の美しい景色を望めるとあって、サイクリストに人気です。
第1話で濱田岳演じる六ちゃんが、少女をおぶって見えない電車を走らせていたシーンは、つくば霞ヶ浦りんりんロードの一部である霞ヶ浦湖岸道で撮影されました。ほかにも、半助や街の住民たちが物思いにふける場面でも登場します。
この場所に行くには、JR常磐線「土浦駅」東口から徒歩10〜15分です。土浦駅にある「りんりんスクエア土浦」で、レンタサイクルを借りてアクセスするのもおすすめです。



濱田岳さん演じる六ちゃんが、何もない土手で『電車』を表現する姿は、現場のスタッフも圧倒されるほどのリアリティがあったそうだよ。



実際に土手を歩いてみると、風の音に混じって『どーん、どーん』というあの幻聴が聞こえてくる気がするね。
| 名称 | つくば霞ヶ浦りんりんロード |
| 所在地 | 茨城県土浦市川口1-5-1 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | なし |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 常磐自動車道「桜土浦IC」から約20分 りんりんポート土浦駐車場を利用(無料) |
| 作品ゆかりの展示 | そのまま使用されました。 |
| 公式サイト | https://cycling.pref.ibaraki.jp/ringring/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/EjQCx4F9f5c3rQA29 |
④:天王崎公園|各話エンディングなど


天王崎公園は茨城県行方市にある公園で、霞ヶ浦にせり出して整備された陸地からは広い空と美しい湖の絶景が望めます。また、霞ヶ浦で一番きれいに夕日の見えるスポットとしても有名です。
ここは、エンディングで三輪自転車に乗った半助が、夕暮れの湖畔をゆっくりと走るシーンで登場します。ほかにも、登場人物の孤独や切なさを演出する情景として、この湖畔の景色が使われました。
公共交通機関を利用する場合には、JR潮来(いたこ)駅からタクシーを利用するのが最もスムーズです。駅からの所要時間は約15分です。



夕日のシーンは、理想的なオレンジから紫に変わる瞬間を逃さないよう、スタッフ・キャストが待機していたんだよね。



派手な観光地ではないけれど、ドラマの余韻に浸れる場所だよね。
| 名称 | 天王崎公園 |
| 所在地 | 茨城県行方市麻生 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24時間開放 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 東関東自動車道 「潮来(いたこ)IC」から約20分 無料駐車場あり(50台) |
| 作品ゆかりの展示 | そのまま撮影に使われました |
| 公式サイト | https://www.city.namegata.ibaraki.jp/machi/machi-shisetsu/machi-kouen/page000123.html |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/dvbV3vwXEF5o9dSG9 |


実際に行ける?「季節のない街」のロケ地は見学可能?
結論は、見学できる場所とできない場所が混在します。
事前に公式情報と現地表示を確認ください。
・一般公開されているロケ地
・立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
順番に解説します!
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、行方市や土浦市の公共施設です。
例えば「天王崎公園」は24時間開放されています。
- 「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は、24時間散策自由です。
- 「宮下銀座商店街」は、店舗により営業時間や休業日などが案内されています。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
旧行方小学校は廃校なので、普段は閉門しており中に入ることはできません。
また、店舗は休業日など最新の情報を確認するようにしてください。


「季節のない街」のロケ地巡り(聖地巡礼)の楽しみ方
結論は、茨城県行方市を軸に、夕景を意識して回ることでドラマそのままの景色に出会えます。
おすすめの巡礼ルート例
茨城県の行方・土浦・水戸エリアを1日で巡るのが、最も充実したプランになります。
行方市を中心にすると、メイン舞台である仮設住宅の空気感と、物語を象徴する湖畔の絶景がセットで楽しめるため、作品の世界観に最も浸れる構成になります。
- 茨城完全ルート:旧行方小学校 → つくば霞ヶ浦りんりんロード → 天王崎公園
- 街並み散策ルート:旧行方小学校 → 水戸・宮下銀座商店街
- 夕景特化ルート:つくば霞ヶ浦りんりんロード → 天王崎公園
メイン舞台の旧行方小学校は、現在閉校している施設です。イベント時を除き、校舎内や敷地内への立ち入りに制限がある場合があるため、外観からの見学が基本となります。
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない時間帯と光が柔らかい時間帯です。
旧行方小学校は、日が高い時間帯の方が建物がきれいに映るでしょう。
天王崎公園は、ドラマのような夕暮れを狙って、日没の前後1時間くらいがベストです。季節によって日没時間が大きく変わるので、事前に調べてから到着時間を逆算します。
宮下銀座商店街は、ドラマの雰囲気をより感じるために、活気づく夕方以降に訪れるのがおすすめです。


よくある質問(FAQ)|「季節のない街」のロケ地について
「季節のない街」のロケ地について、よくある疑問を整理します。
- 質問①メイン舞台の「仮設住宅」は実在する場所ですか?
- 質問②猫のトラ(ベーコン)と走った湖畔はどこですか?
- 質問③全てのロケ地を1日で回ることは可能ですか?
- 質問④ロケ地周辺に食事ができる場所はありますか?
①メイン舞台の「仮設住宅」は実在する場所ですか?
メイン舞台の「仮設住宅」は、旧行方小学校に撮影のために建てられたオープンセットです。残念ながら撮影後にセットは解体されていますが、校舎自体は現存しており、ドラマのようなどこか寂しくそして温かい空気を感じることができます。ただし現在は閉校している施設のため、原則として外観の見学のみとなります。その際にも現地の案内やルールに従って楽しむようにしましょう。
②猫のトラ(ベーコン)と走った湖畔はどこですか?
エンディングで半助が三輪自転車で走っている美しい湖畔は、行方市にある天王崎公園付近の霞ヶ浦沿いです。ここは筑波山を望む絶景スポットとして知られており、特にドラマと同じ夕暮れ時の景色は、息を飲むような美しさです。撮影ポイントは公園から続くサイクリングロード(りんりんロード)沿いにあるため、徒歩や自転車でのんびり散策するのに最適です。
③全てのロケ地を1日で回ることは可能ですか?
車を利用すれば、1日で主要なロケ地を巡ることは十分に可能です。行方市の「旧行方小学校」と「天王崎公園」は車で5分〜10分圏内と非常に近いですが、水戸市の「宮下銀座商店街」へはそこから車で1時間弱かかります。おすすめは、日中に「行方市」で仮設住宅の雰囲気を味わい、夕方に「天王崎公園」で夕景を楽しみ、夜に「水戸市」で商店街のネオンを眺めながら夕食を摂るルートです。移動時間を考慮して余裕のあるスケジュールを組みましょう。
④ロケ地周辺に食事ができる場所はありますか?
メインロケ地の行方市周辺には、地元の新鮮な食材を楽しめるスポットがあります。特に天王崎公園に隣接する「あそう温泉 白帆の湯」や、近隣の道の駅「たまつくり」では、霞ヶ浦の名産であるナマズ料理や特産品を味わうことができます。また、劇中に登場した商店街のモデルとされるエリアを歩けば、ドラマの登場人物たちがふらっと立ち寄りそうなノスタルジックな飲食店に出会えることも。巡礼の合間に地元のグルメを楽しむのも、聖地巡礼の醍醐味です。



効率よく主要なスポットを巡れるのが、茨城ロケ地の魅力だよね。



1日で物語を完走したような満足感が味わえるね!
どのロケ地も、作品の温かさと切なさが、そのまま息づいているような場所ばかりでしたね。
ぜひ次の休日は、あの街の空気感を探しに、茨城へ出かけてみてはいかがでしょうか。











