
四国・松山が生んだ3人の若者が、明治という激動の時代を駆け抜ける物語『坂の上の雲』。
日露戦争という国難に立ち向かい、それぞれの「雲」を追い求めた彼らの姿は、今なお多くの人の心を捉えて離さない壮大な青春群像劇です。
本作の大きな魅力は、CGを極力抑え、リアリティのある映像美を追求している点にあります。
愛知県の博物館明治村や広島県呉市の旧海軍関連施設など、現存する本物の歴史的建造物でロケが行われました。
劇中の風景を実際に訪ねることは、ドラマの余韻に浸るだけでなく、日本の近代史そのものに触れる贅沢な体験となるでしょう。
【保存版】ドラマ『坂の上の雲』の主な撮影場所一覧
さて、ここからは実際にドラマ『坂の上の雲』の撮影が行われたロケ地を具体的にご紹介していきますね。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| アメリカの街並み | 博物館明治村 | 愛知 |
| 歴史的施設 | 入舟山記念館 | 広島 |
| 明治・大正の象徴 | 萬翠荘 | 愛媛 |
| 皇居 | 日光田母沢御用邸記念公園 | 栃木 |
ドラマ『坂の上の雲』の世界観が、実在するこれらの場所でどう表現されたのかすごく気になりますよね。
ここからは、現地の実際の写真や詳しいアクセス方法、撮影時のエピソードなどを深掘りして解説していきます!
パソ先生いろんな場所がロケ地として使われてるんだね



詳しい説明が早くみたいよ〜
ドラマ『坂の上の雲』のロケ地
主に愛知・広島・愛媛・栃木が舞台です。
日常・戦争など様々なシーンが撮影場所ごとにロケ地が分かれています。
①:愛知のロケ施設|博物館明治村


明治期の貴重な建造物を解体から守り、移築して後世に伝えているのがこの博物館明治村です。
広大な敷地には重要文化財を含む60超の建物が並び、足を踏み入れた瞬間に100年前へ戻ったような感覚を味わえます。
本作では、阿部寛さん演じる秋山真之のアメリカ留学シーンや、正岡子規の療養先となる病院など、数多くの場面で活用されました。
とりわけ「北里研究所本館」は、未知の分野に挑んだ当時の若者たちの志が伝わってくるような場所です。
また、村内を現役で走る京都市電に揺られれば、かつての東京を歩いていた登場人物たちの視点を追体験できるでしょう。
この場所に行くには、名鉄「犬山駅」東口から、岐阜バス「明治村」行きで20分ほどです。
車では、中央自動車道 「小牧東IC」より5分ほどで着きます。



この場所はたくさんのシーンで使用されたんだね



ここだけで1日いられそうだね!
| 名称 | 博物館明治村 |
| 所在地 | 愛知県犬山市内山1 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9:30〜17:00 (時期により変動あり、最終入場は閉村30分前まで) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 大人 2500円 大学生・シニア 2000円 高校生 1500円 中学生・小学生 700円 |
| 予約の要否 | 不要 (団体のみ予約可) |
| アクセス・駐車場 | 約900台 (普通車1000円) 名鉄「犬山駅」よりバス「明治村」下車すぐ 中央自動車道「小牧東IC」より約5分 |
| 作品ゆかりの展示 | パネル設置されていることあり |
| 公式サイト | http://www.meijimura.com/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/fpnuo9MrGcKehMBp8 |
②:広島のロケ施設|入舟山記念館


かつての呉鎮守府における司令長官の住まいだった場所が、現在の入舟山記念館です。
1889年に完成したこの和洋折衷の邸宅は、洋館部分が軍の公的な迎賓館としての役割を担っていました。
金箔が贅沢にあしらわれた「金唐紙」の壁面など、海軍の力強さを誇示するかのような華美な装飾が目を引きます。
作中では、渡辺謙さん演じる東郷平八郎をはじめとする海軍上層部の会議シーンや、執務室として使用されました。
日本の未来を決める作戦が練られたあの緊迫感が、現在も静謐な空間の中に漂っています。
ここから呉の港を望めば、国運を賭けて海戦へ挑んだ真之たちの覚悟がより深く理解できるかもしれません。
この場所に行くには、JR呉線「呉駅」から徒歩15分ほどです。
車では、広島呉道路「呉IC」から5分ほどで着きます。



司令室のシーンは雰囲気がカッコよくて本物の場所で撮影してたのかと思ってたよ



こんなにかっこいいところに見に行けるなんて嬉しいね
| 名称 | 入舟山記念館 |
| 所在地 | 広島県呉市幸町4−6 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9:00〜17:00 (入館は16:30まで) 定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 一般 250円 高校生 150円 小中学生 100円 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 専用駐車場なし (隣接する「入舟山公園駐車場」等を利用、有料) JR呉線「呉駅」より徒歩約15分 広島呉道路「呉IC」より約5分 |
| 作品ゆかりの展示 | 企画展が行われている可能性あり |
| 公式サイト | http://irifuneyama.com/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/1iUTeqrPbokE8KtU8 |
③:愛媛のロケ施設|萬翠荘


松山藩主の末裔である久松定謨伯爵によって、大正11年に建設された純フランス風洋館が萬翠荘です。
かつては皇族方の宿泊先としても使われた最高級の社交場であり、松山城の豊かな緑に映えるその美しい外観は、地域の近代化を物語るシンボルとなっています。
ドラマ内では、政府要人の私邸や煌びやかなパーティーの舞台として、その豪奢な内装が存分に活かされました。
建築自体は大正期のものですが、明治の薫り高い上流階級の空気感を再現するのに最適な場所として選定されています。
ステンドグラスを透かした柔らかな光に包まれながら、物語の原点である松山の地に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
この場所に行くには、伊予鉄道(市内電車)「大街道停留場」より徒歩5分ほどです。
車では、松山自動車道「松山IC」から20分ほどで着きます。



とってもおしゃれな場所だね



ここはパーティのシーンや邸宅のシーンで内装がとっても綺麗に写っていたよね
| 名称 | 萬翠荘 |
| 所在地 | 愛媛県松山市一番町3−3−7 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9:00〜18:00 定休日:月曜(祝日の場合は開館) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 大人 300円 小中学生 100円 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 約20台 (萬翠荘観覧者専用、無料) 伊予鉄道「大街道停留場」より徒歩約5分 松山自動車道「松山IC」より約20分 |
| 作品ゆかりの展示 | 「坂の上の雲ミュージアム」併設 |
| 公式サイト | https://www.bansuisou.org/about/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/iDCBjen4gmFQY8Az9 |
④:栃木のロケ施設|日光田母沢御用邸記念公園


明治天皇が静養されるために造られたのが、この日光田母沢御用邸です。
三つの時代の建築様式が調和した日本有数の規模を誇る木造建築物であり、美しい庭園や職人の意匠が凝らされた内装は、日本建築の美しさを今に伝えています。
劇中では、威厳ある「皇居」の内部や、国の命運を分かつ重要な密談シーンの舞台として起用されました。
館内の廊下を進むたびに、ドラマで描かれたあの重々しい雰囲気が肌に伝わるようです。
繊細な襖絵や金具の細工など、テレビの画面越しでは伝えきれない本物の質感を、ぜひ現地で体感してください。
この場所に行くには、JR・東武「日光駅」より、東武バス「中禅寺温泉」または「湯本温泉」行きに乗車。「田母沢」バス停下車後徒歩1分ほどです。
車では、日光宇都宮道路「日光IC」から10分ほどで着きます。



皇居の内部や密談場の撮影シーンで使用されたんだね



とっても趣のある場所だったよね
| 名称 | 日光田母沢御用邸記念公園 |
| 所在地 | 栃木県日光市本町8−27 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 9:00〜16:30 (入園は16:00まで) 定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 大人 600円 小中学生 300円 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 普通車113台 (有料:2時間300円) JR・東武「日光駅」よりバス「田母沢」下車後徒歩1分 日光宇都宮道路「日光IC」より約10分 |
| 作品ゆかりの展示 | パネル展示されている可能性あり |
| 公式サイト | http://www.park-tochigi.com/tamozawa/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/7MtrbFbxVgs9Vz819 |
実際に行ける?ドラマ『坂の上の雲』のロケ地は見学可能?
結論は、見学できる場所とできない場所が混在します。
事前に公式情報と現地表示を確認ください。
・一般公開されているロケ地
・立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
順番に解説します!
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、観光施設として運営されている場所です。
例えば「博物館明治村」は公式サイトにて入場料・営業時間・休館日が案内されています。
- 「入舟山記念館」も入場料・営業時間休館日が明記されています。
- 「萬翠荘」は営業時間・定休日が案内されています。
- 「日光田母沢御用邸記念公園」も公式サイトにて営業時間・定休日・利用料が案内されています。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
また、ドラマ『坂の上の雲』は撮影用オープンセットが解体済みの例もあり、現地で同じ景観を見られない場合があります。
ドラマ『坂の上の雲』のロケ地巡り(聖地巡礼)の楽しみ方
結論は、移動負担を減らす設計で満足度が上がります。国内は県をまたぐため、同一エリアで組むか、テーマを絞る方法が向きます。
おすすめの巡礼ルート例
愛知・広島・愛媛・栃木で半日〜1日の組み立てが現実的です。
今回紹介した全てのロケ地は、公開情報が揃い、観光しやすい構成です。
- 王道ルート:秋山兄弟生誕地・萬翠荘・坂の上の雲ミュージアム
- 海軍ルート:入舟山記念館・大和ミュージアム・アレイからすこじま・海上自衛隊呉地方総監部
- 広域ルート:博物館明治村・聖ヨハネ教会堂・西郷従道邸・村内のハイカラ衣装体験
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない時間帯と光が柔らかい時間帯です。
屋外は午前の早めが歩きやすく、逆光も避けやすいです。
今回紹介したロケ地は季節で営業時間が変わる場合もあります。入館締切もあるため、到着時間を先に決めます。
よくある質問(FAQ)|ドラマ『坂の上の雲』のロケ地について
残念ながら、、1日で全てを回るのは不可能です。劇中で使用された実物のオープンセットは現存しませんが、モデルとなった本物の「記念艦三笠」は神奈川県横須賀市に保存されています。
- 質問①全てのロケ地を1日で回ることはできますか?
- 質問②ドラマに出てきた戦艦「三笠」は今も見ることができますか?
- 質問③「明治村」は広すぎてどこに行けばいいか迷います。優先順位は?
- 質問④萬翠荘(松山)に行く際、予約は必要ですか?
- 質問⑤ロケ地でドラマの衣装や小道具を見ることはできますか?
①全てのロケ地を1日で回ることはできますか?
残念ながら、1日で全てを回るのは不可能です。
ロケ地は愛媛(松山)、広島(呉)、愛知(犬山)、栃木(日光)など全国に点在しています。まずは物語の舞台である「松山・呉エリア」か、多くの撮影が行われた「明治村(愛知)」のどちらかに絞って計画を立てるのがおすすめです。
②ドラマに出てきた戦艦「三笠」は今も見ることができますか?
劇中で使用された実物大のオープンセットは現存しませんが、モデルとなった本物の**「記念艦 三笠」は神奈川県横須賀市**に保存されています。
東郷平八郎や秋山真之が実際に立っていた艦橋や、ドラマの再現度の高さを実感できる内部を見学できるため、海軍編のファンには必須のスポットです。
③「明治村」は広すぎてどこに行けばいいか迷います。優先順位は?
坂の上の雲の世界観に浸るなら、まずは「北里研究所本館」と「聖ヨハネ教会堂」を目指してください。
子規の入院シーンや真之の海外留学シーンを彷彿とさせる建物です。また、村内を走る「京都市電」に乗ると、ドラマのオープニングのような明治の街並みを車窓から楽しむことができます。
④萬翠荘(松山)に行く際、予約は必要ですか?
通常の見学であれば予約は不要です。
ただし、萬翠荘では頻繁にイベントや個展が開催されており、一部の部屋が見学できない場合があります。また、隣接する「坂の上の雲ミュージアム」も月曜日が休館(祝日の場合は開館)となるため、合わせて訪問する場合は月曜日を避けるのが無難です。
⑤ロケ地でドラマの衣装や小道具を見ることはできますか?
最も充実しているのは、愛媛県松山市にある「坂の上の雲ミュージアム」です。
ここではドラマで使用された軍服、正岡子規の衣装、撮影台本などが常設展示されています。他のロケ地(明治村や入船山記念館)は「建物そのもの」が主役のため、ドラマの小道具展示は期間限定の企画展に限られることが多いです。
ドラマ『坂の上の雲』のロケ地に対するSNSの声
ドラマ『坂の上の雲』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。




ここまで『坂の上の雲』の世界観を支えたロケ地を紹介してきましたが、どのスポットもドラマ放映から時間が経った今でも多くのファンが訪れています。



明治というパワーあふれる時代の空気感を、そのまま残している場所ばかりだったね!



どこから攻めるか迷っちゃうけど、まずはアクセスの良いところから計画を立ててみよう。
歴史的な遺産を間近で見ることで、作品への理解がより深まるはずです。
今度の連休は、ぜひカメラを片手に、あの感動の舞台を巡る旅に出発してみてください。








